フローリングを長く使うにはフロアコーティングがおすすめ

フローリングを長く使うにはフロアコーティングがおすすめ

フローリングは日本の住宅には欠かせない最重要の住宅部材となっています。どうしてこれ程の支持を得られたのか、それは日本の洋風化と畳文化が交差して生まれたブレンド文化の成せる技なのかもしれません。

フローリングと言えばワックスによるメンテナンスが長らく主流となっていましたが近年の日本ではワックスは見られなくなって来ています。それは何故かと云いますと、フローリングの在り方にも関わってきます。

欧米ではまだまだ一般のワックスですが、日本では独特の発展がありました。それは日本の靴を脱ぐ習慣があります。これは日本だけでなく、アジアを中心に世界でも広く見られる習慣です。それが日本ではワックスを敬遠する動機となりました。

日本では裸足またはスリッパで家の中で過ごすのが当たり前ですので、ワックスが足裏やスリッパに付くことを嫌うようになりました。それでフローリングも早くからワックスが要らないフローリングを開発するようになっていました。予め薄いコーティングを施してフローリングの耐久性を高めているのです。

コーティングと言っても、本格的なものではなく前処理の様な扱いです。これにはコストもありますし、お客様の好みも有りますのでメーカーとしては余り目立たないコーティングに留めるのが無難だからです。

こうしてワックスなどしなくても、ある程度汚れや傷に強いフローリングが生まれたのです。しかしこの前処理コーティングによってワックスが不要になったばかりでなく、ワックスが危険なものになってしまったのです。

その理由は、ワックスは木の表面から油分が染み込んで水分や汚れを弾く仕組みですが、メーカーが予めコーティングがしてあるフローリングではワックスがコーティングで邪魔されて染み込んで行かないのです。

そうするとワックスはコーティングの上で浮いているだけですので、直ぐ取れてしまい何の効果もない所か却って危険なのです。こうなると滑ってしまったり、汚れが表面に付着するだけの困った存在になっているのです。

ですから近年のフローリングはワックスを掛けない方が良いのです。更に最近ではシートフローリングが出てきて電子的コーティング(EB)が施されていて、益々その傾向に拍車が掛かっているのです。

フロアコーティング(フロアコート)ではこの予め施してある弱いコーティングと程よく密着してより強力なフロアコーティング効果をもたらします。より汚れが簡単に取れて、掃除が楽になるなど嬉しい効果が盛り沢山てす。

フローリングの家には是非フロアコーティングをお試し下さい。ワックスより何百倍も効果があり相性抜群なのがフロアコーティング(フロアコート)なのです。