皆さんは、フローリングワックスについて詳しくご存知ですか?
ワックスと一口に言っても、大きく分けて水性ワックスと油性ワックスの二種類があります。
また、業務用ワックスと、家庭用ワックスに分けられます。
今回は、業務用と一般家庭用の床用ワックスの違いについてお伝えします。
業務用と家庭用のワックス共に基本的な成分は同じですが、その成分濃度が異なるため、それぞれの特徴が生まれます。
一般家庭用ワックスより、業務用ワックスのほうが樹脂成分濃度が高いのです。その分保護膜も厚くなります。
フロアコーティングとは違い、ワックスは定期的なメンテナンスを必要とします。
家庭用ワックスは誰でも簡単に塗れるように、(1)作業効率を重視(2)塗りムラが出にくい(3)道具が入手しやすい、などの工夫が必要で、 塗りやすさが優先されるため濃度が低く設定されています。
プロが塗るワックスは、より耐久性が高く、商用施設などではある程度の光沢を求められるので、塗膜の厚さも必要になります。
高濃度になれば粘度が上がり、モップさばきが悪くなるほか、塗りムラを出さないようにするために高い技術力が要求されます。
また、ムラなくきれいに仕上げるためにはプロ仕様の道具が必要になります。
一般家庭用より業務用のほうが耐久性が良く、塗り替えなどメンテナンスの頻度も少なくて済むように作られています。
しかし、樹脂成分濃度の高い業務用ワックスは、塗りムラもできやすく、プロとはいえ、新人さんや時々しか塗らないという業者の方が塗ると塗りムラができたり、できばえが悪くなります。
もしご自宅にワックスを塗ろうとするとき、「業務用ワックスの方が液剤が濃いから塗ってみようかな?」とお考えの方は、プロにとっても難しいものであるという事をしっかりと意識したうえで検討し直してみて下さい。
失敗したら剥離はかなり面倒な作業になりますよ。
いかがでしたか?
使用頻度の少ない床に対しては、フローリングワックスを使用するのも良さそうですが、業務用は施工するのが難しいようです。
もし床をしっかりと保護して、かつ、メンテ頻度が少ない方が良いとお考えならば、ぜひガラスコーティング「EPCOAT」をご検討下さい。