ワックスのメリット・デメリット

ワックスのメリット・デメリット

常に客観的なアドバイスを

私たち株式会社ジェブは自社のガラスコーティング「EPCOAT」に絶対の自信を持っています。
ですから、当然ながらこのコラムでは、基本的にはワックスよりも、フロアコーティングをオススメしています。

ただし!

目的や用途、施工する場所によって、ワックスのほうが向いている場合も中にはあるのです。

弊社のコーティングアドバイザーは、無理にガラスコーティングをおススメせず、常に客観的な視点でお客様にとってベストな選択をおススメしております。

コーティングアドバイザーが丁寧にご説明いたします

私たちは全国に6つのショールームを構え、実際の住まいの原寸大のダイニングルームのフローリングに、ガラスコーティングEPCOATを施工し、ご希望があればどなたでもご覧いただいています。

ショールームにわざわざ来店いただいたお客様であっても、ご要望や用途をじっくりとヒアリングした結果、場合によってはコーティングをおススメせずに、ワックスをおすすめすることもあります。

それを踏まえて、今回はワックスのメリットデメリットについて整理しますね。

フローリングワックスのメリット

光沢が出て見た目が美しくなる

乾拭きをすることでワックス表面がなめらかになり、光を反射して輝きを生み出します。

無垢材や天然木調のフローリングでも、ワックスをかけることでよりインテリア性が向上し、高級感を演出できます。来客時の第一印象にも好影響です。

ただし、無垢材のフローリングにワックスをかける際は注意が必要です。

無垢材には自然素材系の乳化性ワックスやオイルワックスが推奨されることが多いため、施工前に床材との相性を確認し、説明書やメーカー推奨の製品を使用することが大切です。

床にキズや汚れがつきにくくなる

ワックスを塗布すると、フローリング表面に薄く均一な塗膜が形成されます。この塗膜がクッションのような役割を果たし、椅子の引きずりや歩行による摩擦など、日常的な使用で生じる細かいキズから床材を守ります。

また、ワックス層が物理的なダメージを緩和することで、フローリング本体の劣化を抑える効果も期待できます。

一回あたりのコストが安価

一般的な家庭用ワックスは数千円程度で購入でき、専門業者に依頼しなくても施工可能です。

初期コストを抑えたい賃貸住宅や、短期的な居住を予定している方に適しています。

反面、長期的に見ると累積コストには注意が必要です。

DIYでも簡単に施工できる

家庭用ワックスは専門的な道具を必要とせず、ホームセンターなどで買える道具で施工できるため、休日に気軽に作業できるのが魅力です。

最近では速乾性の高い製品や、洗浄剤と一体化したワックスも市販されており、初心者でも短時間で作業が完了します。

好みに応じて気軽に塗り直せる

ワックスは剥離と再塗布を繰り返すことで、好みや季節に応じてツヤ感や床色を調整できます。

例えば、夏は光沢控えめ、冬は光沢強めにして雰囲気を変えるといったアレンジも可能です。

ワックス施工作業イメージ

フローリングワックスのデメリット

水に弱く、水拭きができない

水分を含むとワックスが白く変色したり、浮いて剥がれてしまうことがあります。

そのため、こぼれた飲み物などはすぐに拭き取る必要があり、日常的な掃除に手間がかかる点は否めません。

特にキッチンや洗面所など水回りには不向きです。

定期的な塗り直しや剥離が必要

2~6ヶ月ごとに再塗布が必要であり、剥離作業を怠ると黒ずみやムラの原因になります。

剥離剤は強アルカリ性のものが多く、床材に悪影響を及ぼす可能性もあるため、知識と注意が必要です。

忙しい方にはハードルが高い工程です。

長期間ではコストがかさむ

初期費用は安くても、30年間の維持で見積もると塗り直し材料費・剥離剤・清掃用具の積算で30万~50万円以上になることもあります。

プロに施工依頼すればさらに費用は増大します。

長期使用を想定するならフロアコーティングとの費用比較が必要です。

滑りやすくなることがある

ワックスの種類によっては塗布後に滑りやすくなり、転倒のリスクが高まります。

特に高齢者やペットのいる家庭では注意が必要です。

最近では滑りにくさを重視した「ペット用ワックス」もありますが、選定に注意が必要です。

ムラやパウダリング現象が発生しやすい

施工時の温度・湿度、塗布量、乾燥時間にムラがあると、乾燥後に表面が白く粉を吹いたようになる「パウダリング現象」が起きることがあります。

こうなると見た目が悪く、滑りやすさも加わり、安全面にも問題が出ます。

このように、ワックスには手軽さや美観維持のメリットがある一方で、メンテナンスや耐水性といった点で注意が必要です。

「短期的に手軽に床を美しく保ちたい方」には向いていますが、「長期的に保護・コストを抑えたい方」はフロアコーティングの選択が合理的です。

ワックス剥離イメージ

ワックスにかかる
費用について

ワックスの費用についてさらに深堀りをします。

液剤にもよりますが、安い液剤であれば2~3か月に一度の塗替えが推奨され、高価な最新の液剤であれば1年に一度のワックスでOKというものもあります。

例えば安価なワックスを戸建ての全ての居室にかけた場合、液剤と材料費で3万円かかるとします。
それを年3回なら9万円。9万円×30年間で270万円もかかります。
自分でやるわけですから、手間賃は含みません。ワックス塗装作業を業者に依頼すればもっとかかるでしょう。

(ちなみに余談ですが、注文住宅のお客様は、住宅の建築打合せ時に設計士さんから、床が幾らで、壁がいくらといった個別の見積金額を提示されて理解しているでしょうが、分譲住宅のお客様はそれぞれの部材や水回り設備の金額の内訳をご存知ないので、床リフォームの見積もり金額をみてびっくりされる事が多いのだそうです)

ワックスを施工した場合の維持費

これに対し、30年耐久のフロアコーティングの場合、おおよそ1/5~1/10程度の費用で済むはずです。

なのに効果は格段に高いのです。

このことから、ワックスは短期間しか使用しない場所、もしくは塗り替え頻度の少ない場所には向いていますが、他の場所には向かないということがわかります。

また、例えばリタイヤ後のマイホームなど、暇と時間のある方には向いていますが、仕事や子育てに忙しい世代の一次取得者層には、ワックス施工を30年間続けるのは難しいとも言えます。

ワックスを継続的に施工するには、前に塗ったものを剥離する必要があるなど、ある程度の技術が必要であったり、そもそも面倒であったりというデメリットもありますので、 イニシャルコスト以外にも、ランニングコストや手間暇など、総合的に考えてご判断いただく方がいいですね。

ショールームならガラスコーティング「EPCOAT」を実際に見て、触って体感できます

また、ワックスの場合は、水拭きダメ、汚れはすぐに拭き取らないと浸み込むなど、暮らしの中での制限も多いので、手入れがラクなフロアコーティングとは比べ物になりません。

私たちが数あるフロアコーティングの中でも無機質ガラスコーティングだけをご提供するようになったのも、多面的にお客様のメリットを考えた上でのことなのです。
ガラスコーティング「EPCOAT」は業界最高クラスの耐久性で、ご自宅のフローリングを30年以上保護できます。

ぜひご自分がどのようなニーズでフロアコーティングを求めているのか、もう一度考えてみて下さいね!

無機質ガラスコーティングのEPCOATなら、30年間の耐久性を誇り、10年間無料訪問アフターメンテナンス保証で安心です。

監修者

今野龍一
  • 株式会社ジェブ
  • 有機溶剤作業主任者

今野龍一

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