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フローリングをワックスがけしている方は、多くおられるかと思います。
ワックスがけとなると、一般家庭用のフロアワックスを使用されている方がほとんどではないでしょうか。
フロアコーティングと違い、一般家庭用フロアワックスは、3ヶ月~半年の周期でメンテナンスが必要です。
ところでみなさん、フロアワックスはどのようなメンテナンス方法が適切かご存知でしょうか?
今回は、ワックスがけ後の掃除など、フロアワックスの適切なメンテナンス方法をご紹介いたします。
まず、ワックス後の床掃除は、水拭きによるメンテナンスは控えるようにしましょう。
その理由は、フロアワックスは水に弱く、水拭きしてしまうとワックスが剥がれるからです。
ワックス後のお手入れの基本は、乾いた雑巾や、クイックルワイパーなど市販の化学モップのドライ系商品による空拭きが一般的です。
ドライタイプではなく、ウエットタイプ(薬品付き)の化学雑巾などはその後のワックスメンテに悪影響のためおススメできません。
クイックルワイパーなどの化学モップを使用する場合は、ワックスがけをした直後の床だとワックスが剥がれてしまうおそれがあるので、ワックスが完全に乾いて保護膜ができ上がってからお使いください。
水溶性ワックスの場合は、ワックスがけした後1週間程おいてからお使いください。
ただ、もしワックスがけしたフローリングにジュースやお茶をこぼしてしまったら、水拭きをしたくなると思います。
その時はやむをえないので、床用の中性洗剤を水で薄めて雑巾やタオルを浸して、固く絞ったもので汚れを落とします。
汚れを落とした後で必ず水拭きと空拭きをして、残った洗剤の成分などをきれいに落としましょう。
洗剤を直接床に吹きかけるようなことはしないでください。ワックスが剥がれてしまいます。
また、アレルギーの原因となるダニのフンや死骸が付着した場合にも、上記のように固く絞った雑巾などで拭いて、そのあとで空拭きで仕上げてください。
化学洗剤が床に付着したまま残ったものや、ダニのフンや死骸などは、しっかりと水拭きしてから空拭きをするなどして取り除かないでいると、ワックスがシックハウス症候群の原因になってしまう可能性もあります。
小さなお子様やお年寄り、ペットのいるご家庭では、くれぐれもお手入れを怠らないようにして下さい。
このように、ワックスがけの後のお手入れは手間がかかり、とても面倒ですが、このようなプロセスを年に数回行えば、床をきれいな状態に保つことはできるでしょう。
ただ、何回もワックスをかけ続けるのではなく、数年に一度はワックス専用の剥離剤を使ってしっかりと落として、それから塗り直しを行うことをおススメします。
ただし、長年ワックスを塗りかえていると、剥離するにもかなり根気や技術が必要となります。
剥離剤の扱いは簡単ではないので、慎重に行ってください。
ワックスだけではなく、床自体に悪影響があることもありますよ。
このように、ワックス後のお手入れはかなり手間のかかるものです。
もしこういったプロセスが面倒な方や、忙しい方は、フロアコーティングを導入することをおススメします。
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