徐々に新築購入時や引越し時に床を保護するご家庭は増えていて、一般的になりつつあるフロアコーティングですが、それでも家の購入やリフォームは人生でそう何回も行うものではありません。
「『フロアコーティング』って存在は知っているけど、何が良くて何が駄目なの?」と疑問に持たれる方も多いのではないでしょうか。
そこで、フロアコーティングのデメリット・メリットについて以下にまとめて紹介していきたいと思います。
フロアコーティングは、必要不可欠なものではなく、施工しなかったからと言って住めなくなるものでもありません。
当然メリットもあるのですが、下の方で挙げているメリットに魅力に感じない場合、「余分な出費」と捉えることも考えられます。
代表的なコーティングの1 軒あたりの平均単価 | |
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シリコンコーティング | 15 ~ 20 万円 |
UV コーティング | 20 ~ 30 万円 |
ガラスコーティング | 20 ~ 40 万円 |
上の図のように、安い場合でも家1 軒を施工した場合平均15万円かかり、良いものだと40万円以上かかってしまいます。
中にはもっと安く施工出来る事を売りにしているコーティングもありますが、後述のようにあまり品質の良くないコーティングを行っても後々後悔してしまう事になりかねないので、注意が必要です。
ワックスと違い、ほとんどのフロアコーティングは一度施工したら簡単には剥がすことが出来ません。
剥がすには業者を呼んで専用の液剤で剥離する必要があり、ワックス感覚で施工してしまうと後悔してしまうかもしれません。
簡単に剥がせないのに、コーティングが汚れてしまったり割れたりしてしまうと、むしろ何も塗らないほうがマシという状況になる事も。
安いからと言って品質の悪いコーティングを施工してしまうとそのようなトラブルが出てきてしまう恐れがあり、価格だけでフロアコーティングを判断するのは危険です。
ガラスコーティングのようにほとんど匂いがしない液剤もありますが、中には液剤自体に匂いがあったり、施工時に強い匂いを発するものもあります。
特にUV コーティングについては、施工の際にUV 照射器で紫外線を当てて液剤を硬化させるので、その過程で独特の科学的な匂いが発生し、匂いに過敏な方や犬などのペットに反応される場合があります。
(ただUV コーティングでも匂いがするのは一時的で、一週間も経てば収まります)
施工時の匂いの強さ | |
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シリコンコーティング | やや強い |
UV コーティング | 強い |
ガラスコーティング | ほぼしない |
フロアコーティングを施工すると、フローリングの見た目が変化します。
特にUV コーティングに関しては、ツヤツヤの光沢のある仕上がりになってしまうため、未施工の状態と比べて大きく変わってしまいます。
その見た目を気に入って施工する方もいますが、床本来の風合いが損なわれると感じる方もいらっしゃいます。
UV コーティングに比べ、ガラスコーティングは光沢を抑えたマットな仕上がりになるため、あまり床の変化を求めない方はガラスコーティングを選択される事が多いです。
施工後のツヤ・光沢 | |
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シリコンコーティング | 強い |
UV コーティング | 特に強い |
ガラスコーティング | 控え目 |
次に、フロアコーティングを行うメリットについて挙げていきます。
フロアコーティングを施工することによって、起こりうるフローリングのトラブルを予防することが出来ます。
コーティングの種類によって効果は異なりますが、共通する効果としては次のようなものがあります。
特にシリコンコーティングは滑り止め効果が強く、UV コーティングやガラスコーティングは傷に強かったりなど、それぞれ特徴があるため、自分の求める効果によってコーティングの種類を選ぶのも良いかと思います。
主な特徴 | |
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シリコンコーティング | 滑りに強い |
UV コーティング | 傷・汚れ・薬品に強い |
ガラスコーティング | 傷・汚れ・劣化に強い |
フロアコーティングを施工することで、色々な床のトラブルからフローリングを保護することができ、その結果フローリングを長持ちさせる事ができます。
特に20 年耐久・30 年耐久を謳っている耐久力の高いフローリングを施工すると、長期間に渡ってフローリングの保護をすることができるため、家の資産価値を落とすことなく生活することができます。
平均的な耐久年数 | |
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シリコンコーティング | 5 ~ 10 年 |
UV コーティング | 10 ~ 20 年 |
ガラスコーティング | 20 ~ 30 年 |
※液剤に配合される成分により耐久年数は異なってきます
実はデメリットの④と同じ内容ですが、それとは反対にフロアコーティング後の美観を気に入られる方も多くいらっしゃいます。
実際、フロアコーティング施工後のフローリングの高級感は未施工のフローリングと比べると明らかに違いますので、「来客の時に自慢したい」と言った声も聞かれます。
ツヤ感の強いUVコーティング、マットな仕上がりのガラスコーティングなど、見た目の好みでよりコーティングの種類を選ぶ方もいらっしゃいます。
メリットの①でも挙げていますが、フロアコーティングを施工すると汚れが付きにくくなります。
特に水分や油汚れが直接フローリングに触れることが少なくなり、拭き取りや掃除が楽になります。
※ただし、コーティングを行った場合でも、フローリングの目地から水分などが入り込む場合があるのでご注意下さい。
油汚れに強いコーティングを施工した場合、油性マジックなど取れにくい汚れに対しても簡単に落とすこともできます。
いかがでしたでしょうか?フロアコーティングに対する疑問が少しでも解消できたのであれば幸いです。
ここに書ききれなかったメリットやデメリットもありますので、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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