ワックスフリーのフローリングにワックスは不要なの?

ワックスフリーのフローリングにワックスは不要なの?

最近のフローリングは「ノンワックス」「ワックスフリー」「ワックスレス」といってワックスが不要なノンワックスタイプのフローリングがほとんどです。

けれども何もしてないと不安でワックスをしてしまう人も多いようです。

しかしこれが逆効果で、かえって汚れやすくなったり、滑りやすくなったりしてしまいます。

クイックルワイパータイプのワックス成分はすぐ取れてしまいますが、中には本格的なワックスをかけてしまう人も。
これが実は大変な事になるのです。

ここでは、ノンワックスフローリングの特徴やお手入れ方法ワックスの必要性について説明します。

フローリングワックスイメージ

ノンワックスフローリングとは?

ノンワックスフローリングとは、床材の表面に木目調にプリントされた“保護フィルム”が焼き付けられた状態で、ツヤを出し防護硬化を向上させたフローリングの事をいいます。

この保護フィルムが床を保護してワックスがけなどの手間を省くほか、汚れが付着しにくくなるため日々のお手入れが簡単になる事が大きなメリットです。

ノンワックスフローリング(ワックスフリータイプ床材)の断面イメージ

しかし、その保護フィルムはあまり長持ちするものではなく、一般的に3~5年ですり減って無くなってしまいます

その後はツヤもなくなり、何もしていないフローリングと同様、日常のダメージを受けてしまう状態となってしまいます。

ノンワックスフローリングのトラブル(シートの剥がれ・水分の染み込み)

そもそもワックスとはツヤを出すための清掃用品なので、「ツヤ出しの為のワックスを塗る必要がない」というだけで、「ワックスフリーのフローリングだからうちはフロアコーティングをしなくても大丈夫」という考えは誤りです。

ノンワックスフローリングの
メリット・デメリット

ノンワックスフローリングには以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

  • ワックがけが不要で手間やコストが省ける
  • 保護フィルムの効果で日々のお手入れが簡単
  • デザインが豊富でインテリア性が高い
  • 他の床材と比べると安価

デメリット

  • 衝撃や熱・摩擦等に弱い
  • 保護フィルムがすり減ってしまうと効果が無くなる
  • ワックスと比べると光沢感がない
  • 子育て世代には不向きな要素が多い

ノンワックスフローリングはワックスがけが不要でお手入れが簡単な反面、衝撃や摩擦に弱いため、環境によっては数年で保護フィルムの効果がなくなってしまいます。

特に小さなお子様がいるご家庭では、おもちゃを床に落としたり、食べこぼし等で気づかないうちに保護フィルムにダメージを与えてしまう事が多いです。

ノンワックスフローリングに
ワックスをかけると…

ノンワックスフローリングの表面には保護フィルムが焼き付けられているのですが、その上にワックスをかけてしまうと元々のフローリングの性能や質感が損なわれるだけでなく滑りやすくなり大変危険です

また、ワックスはある程度期間が経つと定期的な塗り直しが必要です。

塗り直しの際には、今までの汚れを一度除去するためにワックスを剥離しなければなりません。

この時大量の水でワックスを取り除いていくのですが、シートタイプだと水を含んで膨らんでしまうものがあります。

膨らんでもある程度乾燥すれば凹むのですが、シワが出たり歪んでしまう場合もあります

こうなると戻すのは困難でフローリングの部分交換になってしまいます。

ワックス除去イメージ

基本はワックスがけをしない

こんな事にならないようにノンワックスタイプのフローリングにはワックスをしないように厳守しましょう

どうしてもワックスがけをしたい方向けにノンワックス(ワックスフリー)対応ワックスというものも出ています。

床材によってはワックスが使用できなかったり、メーカー指定または推奨のワックスや専用のワックス(クリーナー)のみ使用できる場合がありますので事前にご確認ください。

それ以外のワックスを使用するとワックスが密着せず、はじきやはがれが起こる可能性がありますので、必ず指定のものを使用しましょう

ノンワックスフローリングの
お手入れ方法

普段のお手入れは、掃除機や乾式モップでゴミやホコリを取り、固く絞った雑巾で水拭きした後、乾拭きするだけで十分です。

水拭きだけだと拭きムラや拭きスジが残ってしまうので乾拭きで綺麗に仕上げます。

キッチン周りのお手入れで油汚れなど頑固な汚れがある場合は、水で薄めた中性洗剤を含ませた雑巾を固く絞ってから拭き上げます。

中性洗剤の中には二度拭きが不要なタイプもありますが、綺麗に仕上げるためにも乾拭き用の雑巾を用意して水気を拭き取る事をおすすめします。

強アルカリ洗剤などの強い洗剤を使用すると床材の保護フィルムを傷める危険性がありますのでお控えください。

乾拭きが不十分だとシミや変色を起こす場合があります。

また、水をこぼしたまま放置するとシートが水ぶくれする場合がありますのでご注意ください。

ノンワックスフローリングの拭き掃除イメージ

ノンワックスフローリングの水に濡れたところを化学雑巾で拭くのは厳禁です

化学変化でフローリングの表面が白変する場合がありますので、誤って飲料等の液状のものをこぼされた時は、乾いた雑巾などで拭き上げてください。

また、化学雑巾をノンワックスフローリングの上に長時間放置しておくと変色する場合がありますのでご注意ください。

ちなみに化学雑巾(化学モップ)とは、油分などが含まれており、その作用によってホコリを吸着させる効果のある清掃用具で、形状からは大きく分けて雑巾(クロス)タイプとモップタイプがあります。

レンタルモップの「ダスキンモップ」が有名で、皆様も一度は目にしたことがあるかと思います。

ダスキンモップイメージ

化学雑巾や化学モップを使用した後は、専用の袋や収納ケースに入れて保管してください。

本格的に守りたい場合は
フロアコーティングが
オススメ

本格的に床を守りたいならノンワックスフローリングにもフロアコーティングが向いています

無機系のガラスコーティングEPCOATなら、ノンワックスのフローリングにも塗れますので床の汚れや傷から強く守ることができます。

水などの液体や汚れが染み込まないので、拭き掃除をすればフローリングがいつまでもきれいなままです。

稀に相性が良くない床材もありますので事前にお問合せしてください。

またフロアコーティングをする場合はワックスの剥離が必要で、ワックスがしてあると状況によっては出来ない場合もあります。

ですので、ノンワックスフローリングには絶対ワックスをしないようにしましょう

フロアコーティングEPCOATイメージ

監修者

今野龍一
  • 株式会社ジェブ
  • 有機溶剤作業主任者

今野龍一

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