水性ワックスや水性樹脂ワックスについて

みなさん、床を保護すると考えたときに一番最初に思い浮かぶのはワックスではないでしょうか。

そういえば子供のころ、家でお父さんが塗っていたな。

学校の体育館を用務員のオジサンがワックス掛けしていたっけ。

そんな、身近な感覚を抱くことでしょう。

フローリングのワックス掛けの種類には「水性ワックス」「水性樹脂ワックス」「油性ワックス」などがあります。

今回は水性ワックスと水性樹脂ワックスについてご紹介します。


○水性ワックスについて

まず、水性ワックスとは天然または合成のロウを乳剤にしたワックスのことです。塗った後に空拭きが必要で、空拭きすることで、より光沢が出ます。

メリットはコストの安さと導入のしやすさです。

原材料や道具は、ホームセンターやネットショップで購入できるため、1回当たりの費用は比較的安く抑えられます。

また、比較的簡単に素人でも施工することが出来るのも魅力です。

デメリットは、もちろん床はきれいにはなるのですが、その反面、床が滑りやすくなるという点が挙げられます。

特にお年寄りや小さいお子さん、ペットがいる家庭では注意が必要ですね。

また、長持ちしないので、2~3か月に一度の定期的なメンテナンスが必要です。摩擦で光沢が徐々になくなるため定期的に塗りなおせばその分、費用がかさむということ。

メリットであるコストの安さが、手軽に導入する原因ですが、結果として長期的に同じ美しさや保護性を保つにはメンテナンスにかなりお金がかかってしまうというデメリットを生む、まさにメリットとデメリットの諸刃の刃ですね。

ワックスを選ぶ際は、1度限りのコストの安さや一時的な手軽さのみに注目せず、長期的な視野を持つようにしましょう。

ワックスの中にもスペックの高いものがありますから、最初は高くても耐久性が高く、塗替えの頻度が少ないものを選ぶのも一つですよね。

ワックスを塗る際、掃除をきちんと行って、汚れがある程度とれた状態で塗ることが基本です。掃除が面倒だという人はあらかじめ洗浄成分が含まれたワックスを選ぶと掃除の手間が省けるのでおすすめですよ。

水性ワックスはフローリングによっては塗ることができませんので、ご家庭のフローリングの品番などを控えてから買いに出かけて、水性ワックスを掛けられるタイプのものかどうか確認してから購入しましょう。

 

もう一つの選択肢
無機質ガラスコーティング

 


○水性樹脂ワックスについて

上の段落では水性ワックスについてご説明しましたが、次は水性樹脂ワックスについてご紹介します。

樹脂ワックスはウレタン樹脂やアクリル樹脂など、合成樹脂を乳剤にしています。光沢が出ることや、耐久性が高いことなどが、水性ワックスと比較した際の特徴です。水・洗剤・摩擦に対しても比較的耐性が強く滑りにくいですよ。

また、水性ワックスより滑りにくいものが多いようです。ペットやお年寄りの方がいらっしゃる家庭では事故を防ぐためにも水性樹脂ワックスの方がおすすめですね。

最近では、特に注文住宅やデザイナーズリノベーションなどにおいて、無垢材が人気が高いようです。

肌触りや質感はもちろん、木目の美しさや高いインテリア性が高いという理由で、床を無垢フローリングにされている方も多いでしょう。

しかし、水性樹脂ワックスは無垢フローリングには使用することができないものが多いので注意してください。

また、水性ワックスよりも水性樹脂ワックスの方が施工が難しいので、専門の業者に頼む必要があります。道具を使って自分でやるということは大変難しく、水性ワックスのように気軽にワックス掛けすることができません。

業者に頼むことになりますので、いつ施工してもらうか、前もって予定を立てておくようにしましょう。また、1人工あたりいくらといった出張費などのぶんコスト高になります。

水性樹脂ワックスは、水性ワックスよりも高い耐久性があるとはいえ、どんなに持ちが良くても年一回程度塗替えをすることが推奨されるわけです。

どうせなら水性樹脂ワックスをと思っても、結局毎年業者に依頼するとなると、向こう20年30年に渡って床の美しい状態を保つには相当なコストがかかりそうですよね。

水性樹脂ワックスを塗る際も、水性ワックス同様、事前に掃除をしっかり行い、汚れを落とした状態で施工して下さいね。施工はプロの手に任せる場合、クリーニングサービスも込みの業者と、追加費用が請求される業者があります。事前によく比較検討しないと、後から想定外のコストが請求されることもあるので、気を付けてください。

 

もう一つの選択肢
無機質ガラスコーティング

 


 

今回は、水性ワックスと水性樹脂ワックスの特徴についてご説明しました。それぞれの特徴やご自宅のフローリングに塗れるかどうか確認したうえで選ぶようにしましょう。

そして、トータルコストをしっかりと検証してみてくださいネ。

一度施工してしまえば長期間メンテナンスフリーで床の美しさをキープするには「フロアコーティング」という選択肢が最適です。比較検討して、もっともよい方法をお選びくださいネ。

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