ワックスのメリット・デメリット

常に客観的なアドバイスを

 

私たち株式会社ジェブは自社のガラスコーティング「EPCOAT」に絶対の自信を持っています。ですから、当然ながらこのブログでは、基本的にはワックスよりも、フロアコーティングをオススメしています。

ただし!

目的や用途、施工する場所によって、ワックスのほうが向いている場合も中にはあるのです。

弊社のコーティングアドバイザーは、無理にガラスコーティングをおススメせず、常に客観的な視点でお客様にとってベストな選択をおススメしております。

私たちは全国に7つのショールームを構え、実際の住まいの原寸大のダイニングルームのフローリングに、ガラスコーティングEPCOATを施工し、ご希望があればどなたでもご覧いただいています。

ショールームにわざわざ来店いただいたお客様であっても、ご要望や用途をじっくりとヒアリングした結果、場合によってはコーティングをおススメせずに、ワックスをおすすめすることもあります。

それを踏まえて、今回はワックスのメリット・デメリットについて整理しますね。

ワックスのメリットとは

 

まず、ワックスのメリットは、なんと言っても一回の施工にかかる料金が安いということです。
効果が長持ちするフロアコーティングとは異なり、ワックスの場合は、「塗り替え」が前提です。ですから一回ごとのコストは非常に安くなっています。

反対にデメリットは、長期間でみた場合に、フロアコーティングに比べて高くつくことがあるということです。

通常、フロアコーティングをしない場合のフローリングの寿命は10~15年。これを過ぎると、フローリングを張替えることが推奨されます。
壁紙の張り替えと異なり、フローリングの張替えは高額であり、通常住宅で一回150万円かかるため、30年という長期間で考えると、貼り替えの必要は1~2回、約450~300万円もかかってしまいます。

(ちなみに余談ですが、注文住宅のお客様は、住宅の建築打合せ時に設計士さんから、床が幾らで、壁がいくらといった個別の見積金額を提示されて理解しているでしょうが、分譲住宅のお客様はそれぞれの部材や水回り設備の金額の内訳をご存知ないので、床リフォームの見積もり金額をみてびっくりされる事が多いのだそうです)

ワックスにかかる費用について

 

さて、ワックスの場合の費用はどうでしょうか。

液剤に寄りますが、安い液剤であれば2~3か月に一度の塗替えが推奨され、高価な最新の液剤であれば1年に一度のワックスでOKというものもあります。

例えば安価なワックスを戸建ての全ての居室に掛けた場合、液剤と材料費で3万円かかるとします。それを年3回なら9万円。9万円×30年間で270万円もかかります。自分でやるわけですから、手間賃は含みません。ワックス塗装作業を業者に依頼すればもっとかかるでしょう。

これに対し、30年耐久のフロアコーティングの場合、おおよそ1/5~1/10程度の費用で済むはずです。なのに効果は格段に高いのです。

このことから、ワックスは短期間しか使用しない場所、もしくは塗り替え頻度の少ない場所には向いていますが、他の場所には向かないということがわかります。

また、例えばリタイヤ後のマイホームなど、暇と時間のある方には向いていますが、仕事や子育てに忙しい世代の一次取得者層には、ワックス施工を30年間続けるのは難しいとも言えます。

過去のブログ記事で書いたように、ワックスを継続的に施工するには、前に塗ったものを剥離する必要があるなど、ある程度の技術が必要であったり、そもそも面倒であったりというデメリットもありますので、イニシャルコスト以外にも、ランニングコストや手間暇など、総合的に考えてご判断いただく方がいいですね。

また、ワックスの場合は、水拭きダメ、汚れはすぐに拭き取らないと浸み込むなど、暮らしの中での制限も多いので、手入れがラクなフロアコーティングとは比べ物になりません。

私たちが数あるフロアコーティングの中でも無機質ガラスコーティングだけをご提供するようになったのも、多面的にお客様のメリットを考えた上でのことなのです。

ぜひご自分がどのようなニーズでフロアコーティングを求めているのか、もう一度考えてみて下さいね!

株式会社ジェブへの来店ご予約やご質問などお気軽にフリーダイヤル0120-406-540まで!

紫外線防止だと勘違いしていませんか?UVコーティングの誤解

今回は、フロアコーティングの中でも、「UVフロアコーティング」の特徴についてお伝えします。

風薫る5月。爽やかな季節ですよね。でも、5月は一年一番紫外線の強い月だというのをご存知でしょうか?

お肌も床も、しっかり紫外線対策をしたいですね。

床のコーティングにUVフロアコーティングというものがあります。UVと言う言葉で紫外線を思い浮かべる方も多いでしょう。

UVというネーミングから、よくあるのが「UVフロアコーティングは床を紫外線から守る性能の高いコーティングじゃないの?」という認識です。
実はこの認識は誤りなので、この機会にしっかりインプットして下さい。

UVコーティングは紫外線に強くないのです。ぜひ覚えておいてください。

UVフロアコーティングは、ウレタン樹脂を原料としており、紫外線を照射して瞬間的に硬化します。
その硬化のメカニズムから、「UV (Ultra Violet) 」という単語が名前についているんですね。

UVフロアコーティングの特徴は、短時間で施工が完了することです。
紫外線照射から数秒で硬化するため、養生期間を多く必要とせず即日入居が可能なケースもあるようです。

しかし、一般的には、床材の破損や塗り直しのために、コーティングを剥離することができません部分補修がしずらいというのが特徴です。
仮に剥離して補修できる場合でも、非現実的な費用がかかることや、実質的には、フローリングごと張替えするのと大きく変わらない金額がかかる可能性があるため、注意が必要です。

また。ツヤ控え目のEPCOATや、さらにツヤのないEPマットコートのように木の持つ独特な質感を尊重するナチュラルなコーティングとは違い、UVコーティングはツルツルピカピカ状になるため、もともとの木の風合いが台無しになってしまいます。

無垢材はもちろん、最近のフローリングは木の風合いをしっかり再現しているタイプのものが多いので、もったいないですよね。

ツヤツヤのUVコーティングを選ぶ方は、最初からウッドフローリングではなくタイル床を選んだ方がよいのかもしれませんね。

注文住宅やリフォームしするのをきっかけにUVコーティングを導入とお考えの方は、いろんな角度からもう一度検討してみて下さいね。

今回は、UVフロアコーティングの特徴と、よくありがちな誤解についてお伝えしました。
コーティング剤の比較検討の際にお役立てください。

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