「フロアコーティングの種類とその違いについて」カテゴリーアーカイブ

どっちがいいの!?ワックスとフロアコーティング

大切な住まいの床を傷や汚れから守る手段として、ワックス掛けとフロアコーティングがあります。

どちらもフローリングを保護するという目的からすれば、一見変わりが無いようにも思われますが、違いは何なのでしょうか。意外とハッキリと答えられないですよね。

今回は、ワックスとフロアコーティングの違いについて、ご紹介させていただきたいと思います。

まず、違いとしては行う頻度が挙げられます。

ワックス掛けは数ヶ月に一度のペースで行うことに対して、コーティングは数年に一度、中には20年、30年耐久フロアコーティングもあります。ワックスよりフロアコーティングの方が料金が高いのですが、「ランニングコスト」と「イニシャルコスト」という観点で長い目で見ていただいてはいかがでしょうか。

このワックスとコーティングの頻度の違いは、コーティングの方が耐傷性耐久性耐水性耐薬品性などに優れているから塗り直しが不要なのです。

定期的な塗り直し面倒くさい、最初はいいけど何年も続けることができるだろうか?という方には、フロアコーティングが向いているかもしれません。

さらに、安全性にも違いがあります。

ワックスは手入れを怠れば、劣化して、剥がれたワックス剤が空気中を舞うことで、お子さんやペットの口に入る危険性があります。

ですから、定期的な塗り替えが必要となるのです。

対して、フロアコーティングは耐久性に優れているので、まず劣化しにくいのと、耐水性が強いため水拭きできることがほとんどですので清潔さを常に保つことができます。

ジェブの「EPCOAT」は更に耐薬品性耐紫外線性にも優れているため、手入れが安心です。更に食品衛生法に基づく試験でも安全性が証明されています。

ですから、誤って赤ちゃんが床を舐めてしまっても安心できるのです。

いかがでしたか?ワックスとフロアコーティングの違いを十分に理解した上で、ご自身に合った床の保護をしていただければと思います。

フロアコーティングとワックスの違いについて更に詳しい説明をしています。ぜひコチラのページもご覧ください。

ウレタンハードコーティングのメリット・デメリット

今回は、ウレタンハードコーティングのメリット・デメリットについてお伝えします。

まずはメリットです。
ウレタンハードコーティングは、有機系コーティングの中で1番耐久性が高く、摩擦に強いため、家具などを引きずってもキズがつきにくいという特徴があります。
また、耐久性は10年程度保たれるため、シリコンや水性ウレタンコーティングよりは寿命が長いといえます。

次はデメリットです。
ウレタンハードコーティングは他のコーティングと比較すると施工が難しいといわれています。
また、ウレタンが乾燥するのに、長時間を要するため、施工に2、3日かかり、その間は入居できない
さらに、ウレタンが完全に固まるまでに、約1ヶ月必要で、固まる前に傷がつくと残ってしまう可能性もあります。

以上をまとめると、ウレタンハードコーティングは、耐久性や硬さ、安全性に関して全コーティング剤の中間に位置するバランスの良いコーティングということになります。
そのため、20年も30年も耐久性を保つ必要がなく、費用を抑えたい場合には、ニーズに合うフロアコーティングといえるでしょう。

二種類のフロアコーティング、有機系コーティングとは!?

フロアコーティング剤にはいくつかの種類がありますが、大別すると、「有機系コーティング」と「無機系コーティング」の二種類です。
今回は、有機系コーティングについてお伝えします。

有機系コーティングは、有機物(ウレタン)素材を塗料として使っています。
少し化学の話になりますが、ウレタンとは、カルバミン酸エステルおよびそのN‐置換体の総称。
また、ポリウレタン(ウレタン樹脂)も、慣用的にウレタンと呼ばれます。
有機系コーティングは、ウレタンの配合割合によって、時間の経過に伴い、劣化し黄色く変色します。

UVウレタンコーティングをはじめとして、高濃度ウレタンコーティング、水性ウレタンハードコーティング、シリコン配合ウレタンコーティング、ウレタンハードコーティングと様々な種類の有機系コーティングがあります。
このなかでも、一番耐久性があるのは、ウレタンハードコーティングですが、実はあまり普及していません。

これは、ウレタンハードコーティングは比較的施工が難しく、失敗時にリカバリーできないことが要因です。

次回は、無機系コーティングについてお伝えします。

Auther:Akutsu