フローリングの歴史的変遷

history

フローリングとは木質の床材のという意味でした。最初のフローリングは本物の天然木で板状にして並べたものを云ったと思われます。今でこそ無垢材といって高級品の位置づけですが元々はこれが当たり前でした。

しかし自然の木は使っているうちに反りや歪みが出てきて使いずらいものでした。そこで合板フローリングというものが考え出されました。下地材に乾燥させた木材の層を重ね合わせ反りや歪みが出ないようにして、表面の化粧面に厚さ2~3ミリの天然木を配した構造になったいて無垢材のように見えるものです。

その後更にコストと使いやすさを求めて表面の化粧面の天然木の部分を0.2~0.3ミリ程度にしたものが開発されました。しかし大きな傷や抉れでは下地が出てしまい、また表面上は本物の木ですが質感や感触では本物の木とは違ってきています。

そして遂にこの表面上の木の部分を完全に無くしてしまって木目のプリントに変えたのがシートフロアです。これは印刷なので木目以外にも大理石調や自由自在にデザイン出来るものでコストと相まって爆発的に普及しています。

この最新のシートフロアは予めEBコートなどを施してありワックスフリー仕様でワックスが必要ありません。しかし何もしないのは不安なのかワックスが不要なのにワックスフリー用ワックスとか訳が分からないものが出ています。しかしワックスフリーは基本的にワックスは合わないので却って滑りやすくなったり汚れが付きやすくなったりしてしまいます。

フロアコーティングは殆どのフローリングに対応していますので、まずはご相談ください。