無機系コーティングの特徴

ウレタンを使った有機系コーティングに対して、EPCOATやその他ガラスコーティングは無機系コーティングに分類されます。

今回は無機系コーティングの特徴についてお話しします。

まず、無機系コーティングの一番の特徴として、ガラス素材は一般的に劣化や変色がなく、耐久性が高いということがあげられます。

また、汚れにくく、汚れが落ちやすいというものや、耐薬品性耐傷性があることに加え、滑りにくくする効果があるというものを兼ね備えています。

デメリットとしては塗膜が薄いので艶が出にくいことや材料の価格が高額であるといったことがあげられます。

しかし、驚くべきはその耐久性で、耐久年数はなんとEPCOATだと30年、ガラスコーティングでは20年以上です。

安価な有機系コーティングでは定期的に塗りなおさなければならないので、長期間フローリングを保護することを考えると無機系コーティングの方がおすすめです。

これらの理由から、住宅の購入時やリフォームなど、新しいフローリングを長期間保護する目的でコーティングを検討されているのであれば、EPCOATなどの無機系コーティングをお勧めします。

たいていの方はイニシャルコスト(導入時にかかるコスト)だけに注目してしまいがちですが、ランニングコスト(住宅を建て替えるまでの長い年月にかかるコスト)も含めて、トータルで検証なさることをおススメします。