フロアコーティングの種類の違い〜水性ウレタンコーティング〜

前回では油性ウレタンコーティングについて紹介してきました。

今回は水性ウレタンコーティングについて書いていきます。

水性の塗料と聞くと、水に溶けやすくて強度が弱いと思われがちです。

しかし、これは誤った認識です。

油性も水性も塗膜に残るのは樹脂の成分だけなので、厳密な違いはありますが、ほとんど一緒なのです。

ただ、油性の場合は水性よりも樹脂成分を多く染み込ませることができるため、水性よりも強度が強いのです。

ただ健康と環境に良い特徴があります。

油性ウレタンコーティングの塗料がVOCの問題で話題となって、水性ウレタンコーティングが広まり始めたと言われています。

5merit1

ただ、弊社が行ったブラシで磨く強度調査では、EPCOATが20000回磨いても傷が付かなかったが、水性ウレタンコーティングを行ったフローリングは200回で傷が付いてしまいました。

これは、UVコーティングや油性ウレタンコーティングと比べても約10分の1の強度です。

EPCOATと比べて短期的な費用は安くなりますが、耐久性や安全面では劣ってしまいます。

以上が水性ウレタンコーティングの特性です。

前回までを含めて3つの特徴をご紹介してきました。

いかがだったでしょうか?

みなさんの良い暮らしのために役立つことができていれば幸いです。