フロアコーティングの種類~高濃度ウレタンコーティング~

前回は、フロアコーティングの塗料を有機と無機と大きく2種類に分けてご紹介しました。

今回からは、それぞれの塗料の種類について詳しく紹介していきます。

今回ご紹介する塗料は、高濃度ウレタンコーティングです。有機系コーティングの一種ですね。

高濃度ウレタンコーティングは、業務用ワックスをベースに作られているコーティング塗料です。

ワックスを素材として利用しているので、近年に研究開発された他の後発コーティング剤に比べると、かなり耐久性は低いと言えるでしょう。

この塗料のメリットは、ずばりコストの安さ。デメリットは、汚れやすく、その上汚れが落ちにくいことです。また、傷も付きやすくなっています。

他の注意点としては、水や薬品に弱く、白く変色してしまう可能性があることです。

そのため、フローリングを水拭きすることができません

水拭きできないとなると、小さいお子さんやペット、お年寄りなどがよく過ごすリビングや廊下などには、あまり向いていないものではないでしょうか。

しかし、その一方で普段あまり立ち入らない部屋などでしたら向いていると言えるのではないでしょうか。

高濃度ウレタンコーティングの塗り直しを行う際には剥離作業が必要になります。その所要時間は、半日程度と、他の塗料に比べて短くなっています。そのため、手軽に塗り直しできるコーティングと言えるでしょう。

色んな意味で、ワックスの少し高級なバージョンだと考えるとわかりやすいかもしれませんね。