フローリングワックスのデメリット

フローリングを守るための手段として、コーティングに比べて1回の費用が安いのがフローリングワックスなのですが、デメリットもあります。
今回は、フローリングワックスのデメリットについてご紹介していきたいと思いますので、フローリングワックスをご検討中の方は参考にしてみてくださいね。

フローリングワックスのデメリットについてですが、まず、重ね塗りが必要となる点が挙げられます。ずっと保護された状態を保つのであれば、年に2回以上の塗り直しが理想的です。

ワックス液は、ホームセンターやスーパーなどでも手軽に購入できますから、その他のワックス用ツールを購入して、自分で施工する方が多いのではないでしょうか。

従って、一度の単価は安くなっていますが、その分コーティングに比べれば耐久性の面で劣る部分があるのです。
例えば、摩耗で光沢が徐々になくなってしまう、表面についた汚れが仲間で入り込んでしまうなどですね。
これらの汚れや摩耗などによる劣化を抑え、美しいフローリングを保っていくためには、どうしても数か月おきに重ね塗りが必要になってしまうのです。

wax_s

ワックスによっては年に2回。中には2~3か月に一度の頻度で塗り替えることを推奨されている商品もあります。

この塗り直しに関しても、素人には予想外に大変なものです。落ち切らない汚れやほこりが、ワックス層に混入してしまい、かえって美観を損ねてしまう可能性があります。
こうなると結果としてフローリングの黒ずみになってしまうかもしれないし、黒ずみの解消のためには、過去に重ね塗りしててきたワックスを剥離することが必要となってしまいます。

こうなると、更に素人にはなかなか難しく、綺麗に剥離することはできませんし、剥離がきれいにできなければ、結果として塗り直しもきれいに仕上げることが難しくなってしまうのです。

このような理由から、定期的な塗り重ねが面倒に感じる方や、忙しい方、床面をできるだけ美しく保ちたいという方には、ワックスはあまりおすすめできません。お金と労力の無駄遣いになって後悔した……などというのもよくお客様からお伺いするお話なのです。