床の手入れ

フロアワックスが向いているものと向いていないもの

みなさん、フローリングのお手入れとしてフロアワックスを使っている方がほとんどだと思います。

フロアワックスは一般家庭用であると、ムラができにくく、初心者の方でも綺麗に仕上がるため、非常に良いものですよね。

ただ、このフロアワックスには場所による向き不向きがあることをご存知でしょうか?

向いている場所の場合だと安心ですが、不向きな場所にフロアワックスをかけてしまうと、トラブルが発生するかもしれません。

そうならないためにも、今回はフロアワックスが向いている場所と向いていない場所をご紹介いたします。

まず、向いているのは薬品や洗剤を使用しない場所、使用頻度の低い場所です。

その理由は、フロアワックスは水、アルカリ洗剤、シンナーなどに弱い特性があるからです。

それに加え、長時間普通の水に触れているだけで白く変色してしまいます。

そうなってくると、向いていない場所は、やはり水まわりということになりますね。洗濯機がある洗面所など水を頻繁に使用する場所はワックスがけを控える方が良いと思います。

また、ワックスの種類と床の関係もいろいろです。

ワックス

1)樹脂ワックス

樹脂タイプのワックスは、フローリングやクッションフロアなどと相性がよいものです。乾拭きが不要なものが多く、施工方法にも、シートを貼るタイプのものから、スプレー式、ボトル容器に入ったものまであります。

比較的初めての方にも施工しやすい品揃え豊富なワックスです。

2)油性ワックス

蝋仕上やオイルステンのためには油性ワックスをおススメします。樹脂ワックスは使うことができないので、注意が必要です。

3)白木用ワックス

一般的に多く流通している樹脂ワックスは白木には向きません。白木用には蝋(ろう)の専用ワックスが最適です。木の質感を大事にして、独特の木目の美しさを引立て、守ります。

4)大理石等ストーン専用ワックス

玄関の上がり框やホールなどにストーンを採用しているエレガントかつ高級志向のお住まいには、メンテナンスも注意したいですよね。

そんな時はストーン専用の樹脂ワックスがあります。美しい石を汚れから守り、チリやホコリを付着しにくくします。

 

以上のように、普段何気なく使用しているワックスでも、場所による向き不向きが存在します。また、ワックスの種類によっても、相性が変わってきますので、お住まいのスペースや用途に合わせたワックスをお選びくださいね。

今回の記事が今後のみなさまの生活のお役に立てればと思っています。